考えても考えても良い方向にはいくはずがない、これ以上留まっていては人生良い方向には進めない。
そう思って、ある日、相談窓口へ電話をかけました。ついに。
この日は午後は仕事はお休みだったので、今日で絶対に電話をかけるぞって気合入ってました。
電話で聞いてもらうよりは、顔を見て話を聞いてもらって、どうすればいいかアドバイスをもらいたい。そう思ってかけたところは、居住地区の市役所の女性専用の相談窓口でした。
相談したい内容を簡単に伝え、相談担当の方が時間をとれるとのことですぐに市役所へ向かうことになりました。
市役所の奥の方の部屋へ通され、60代と思われる女性の相談員の方がお話を聞いてくださいました。最初に私と夫の名前や連絡先、職業や、子供の年齢、どんなことを悩んでいるか、などを規定の書式に記入し、それを見ながら詳しく話を進めるという感じでした。
私は今までの夫の生活態度や、お金の問題、今後離婚したいという気持ちなど、話しました。離婚したいと思うようになった経緯は別の回で書こうと思います。
話を聞いた後、その方は「そこまでのことをされているのならもう離婚した方がいいでしょう。行動を起こせば離婚は成立するぐらいの内容だと思いますよ。」と話されました。
離婚に向かうにはどうすればいいでしょうか?何からすればいいでしょうか?
との質問に、
まずは離婚調停を申し立てる。離婚裁判は簡単には起こせない。まずは離婚調停に関して準備しては?家庭裁判所に申し込みをするところから始めてみてください。
とのアドバイス。
その方は離婚歴があり、女の子の親権をとってシングルマザーとして何十年も生きてきたそうです。そしてこの仕事をしている、と教えてくれました。
2時間くらい話して、「頑張ってね、何かほかに相談したいことがあったらまた電話してね」とその方の名刺をいただきました。
自宅に帰り、思考が停止しました。
やっぱり自分で何とかしないといけないんだ、という感情。
心のどこかで、相談すれば何とかしてくれる、もしかしたら間に入って話をしてくれるかもしれない、という淡い希望をもっていたのかも知れません。
相談しに来た人みんなに同じように家庭裁判所に……って案内をすることになっているのかな、とか、
名刺には市役所の電話番号しか書かれていないし勤務時間内でお仕事をしているだけかな、とか、
それはそうか、赤の他人だし、とか、
何もしてくれなかったとひねくれた感情、が出てきてしまいました。
勇気を振り絞って電話を掛けたわりに何も収穫がなかったと思っていました。
でも違ったんです。離婚への第一歩を踏み出す方法を聞けたので大きな収穫だったことに後から気づきました。
ひとりで悩み続けると、聞いてくれた人に対してもこんなに失礼な感情が出てきてしまうんですね。何を言われても良い方向にとらえられない、アマノジャク。
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