就職したかったけどできなかった、私の置かれていた状況。
県外へ引っ越しの為、今まで勤めていた職場を退職。
主人は私より数日先に転居先へ。転居先は、主人の姉夫婦の営む農園。農園で姉夫婦から給料を受け取り勤務。
姉夫婦には自宅があり、農園を営むためのもう1件の家がありました。ひとまず農園の方の家に私たちの家財道具を運び込み、居候生活が始まりました。
そこから50kmくらい離れた所に主人の実家があり、普通に考えれば実家に身を寄せることが考えられますが、そこから農園へ通うことは現実的でなかったため、一旦居候生活をするしかなかったのです。
引っ越した際の住民票をどこにしたかといいますと、姉夫婦の農園にするわけにもいかず、主人の実家におきました。住民票上の住所と現住所が違っていたわけです。
そして、私は所持金ほぼ0。
主人は姉夫婦から給料をもらっていましたが、私には1円も手渡さなかったです。
姉夫婦のところで一緒に生活することになり、お金がないまま過ごしていました。
居候の身で、肩身が狭く、小さなアパートでもいいから自分の家で過ごしたいと思っていました。実の姉妹ではないのでやはり気は遣います。
一刻も早く仕事を始めなければ、と思いハローワークへ行き仕事をさがしました。
初めて住む場所で土地勘もなくどう探せばいいのかわからず、泣きたい毎日でした。
そこで追い打ちをかけられたのが、当時3歳の娘の保育園探し。
私が働くには娘を保育園に預けなければなりません。
市役所へ行きましたが、住民票がこの市にない場合は申し込めません。と………。
無認可保育園も探しましたが、高額であったり待機人数が多かったりと。
絶望的でした。
このまま就職もできずに姉夫婦の所で食べさせてもらうなんて。
ハローワークへ通いながら雇用保険でしのいでいました。その間、主人は何も言わず。。。
居候を初めてから、数か月がたったころ、ハローワークでやっと、やっと一件、働けそうなところが見つかりました。そこはなんと職員用の託児所があるというのです。
ハローワークに通いながら、数回担当してくれた女性の方が「託児所付きのところがありますが、内容を確認してみませんか?」と紹介してくれました。
そして、救いだったのが、私はある資格を持っていたため、それを必要とする就職先があったのです。
条件を確認し、その職場を見学させていただくことになりました。
少しだけ光が見えたような気がしました。
そして、ぜひうちに就職していただきたいと言っていただき、面接の日にちをお約束しました。
良かった、資格持ってて。
学生の時に自分なりにがんばっていてよかった。
助かった。
ってその時思いました。
資格は身を助けました。
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